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FAQ:よくある質問

Q:主な業務はなんですか?

A:技術標準規格に基づくパテントプール・共同ライセンスプログラムの運営を始めとして、個別特許ライセンスプログラムの構築や特許権の移転など知的財産の効果的かつ効率的な管理・活用をグローバルに促進するための総合的なサービスをご提供しています。
シズベルは、イタリア(トリノ ノネ、ミラノ、ローマ)、ドイツ(シュトゥットガルト)、英国(ロンドン)、米国(ワシントンDC圏)、日本(東京)、中国(香港)、ルクセンブルグに拠点を持ち、専門知識/技術を持つスタッフが社内および社外のパートナーと連携して、世界中のクライアントの知的財産の価値を最大化する質の高いプログラムをこれまで数多く運営して参りました。


Q:技術標準規格とは何ですか?また、パテントプールとは、何ですか?

A:技術標準規格は、標準化機関が策定した技術規格を言い、通常、複数の特許権者が所有する特許によりカバーされる様々な技術により構成されています。
このため、パテントプールが導入されるまで、技術標準規格に関する製品を製造するメーカーは、関連する特許を持つ特許権者と個別に交渉を行い、個々に特許ライセンスを取得する必要がありました。
しかし、パテントプール導入後は、一つのライセンス契約を通して複数のライセンスを取得することができ、ライセンス交渉にかかるコストと時間の大幅な削減が可能になりました。
シズベルはこれまで、このような一本の契約を締結することで様々な特許権者の特許を利用できるパテントプールの設立において、世界をリードしてきました。


Q:パテントプールと共同ライセンスの違いは何ですか?

A:一般的にパテントプールは、参加する複数の特許保有者が共通の「プールライセンス契約」をアドミニストレーターと締結し、このアドミニストレーターがライセンス権を有する窓口となってライセンスを供与していきます。
共同ライセンスもライセンス権を有するアドミニストレーターが窓口となって複数の特許権者の保有する権利をベースにライセンスを供与していく点は同じですが、アドミニストレーターと特許保有者が個々の契約を締結している点で弊社では区別しています。
「プールライセンス契約」は細目までルールが決められており、参加者がそれを遵守することを求められますが、共同ライセンスは各社の慣習に合わせる必要がある条項(代表的には報告期限や支払期日など)がカスタマイズされるなど、多くの場合、運用の自由度が向上し、より柔軟な対応が可能となります。


Q:パテントプールにおけるシズベルの特徴は何ですか?

A:シズベルは、どの企業の出資も受けていないため、その真の独立性がパテントプールの設立・管理を中立な立場で行う上で重要な要素となっています。この独立性をもって常に特許権者の利益最大化のために行動し、また、独禁法上のリスクも最小限に抑えることが可能です。


Q:シズベルはパテントトロールとは違うのでしょうか?

A:一般的にパテントトロールは、有効性に疑問がある特許権であっても、まずは訴訟を仕掛け、訴訟を継続した場合にかかる費用を「人質」にとりながら、それよりも多少低額で解決する、というビジネスモデルを基本としています。
シズベルは社内に技術部門を有し、非常に厳しく特許権を評価した上でライセンス活動を行っています。また、ライセンスオファー、それに引き続いてのライセンス契約交渉を粘り強く行います。特に規格必須特許はその市場に参入するためにはライセンス取得が必ず必要となる特許であり、市場でビジネスを行う方に差別なくライセンスを供与しています。


Q:日本の事務所ではどんな業務を行っていますか?

A:大手電機メーカーにて知的財産業務全般で経験を積んだプロフェッショナルが、個々の特許を用いた最適なライセンス活動をご提案し、また交渉の支援を行うほか、知財権の売却、特許ライセンスやパテントプールなどに関する各種セミナーのご相談にも応じています。


Q:これまで行ったセミナーの内容・プログラムは、どのようなものですか?

A: (プログラム例)
・権利化からライセンス収入を得るまでの流れ
・ライセンス活動では何が議論されているのか?
・成功するライセンス活動に求められる特許明細書とは?
・パテントプールとは何か
・技術標準規格特許とライセンス
その他のプログラム、技術分野もご相談に応じます。


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